やりたいことがない!?本当にやりたい仕事や趣味を見つける6つの方法

「私は美容師になって自分のお店を持つのが夢なんだ!」

「カメラが好きで、撮った写真をSNSにあげてたらそれが仕事になっちゃった!」

「沖縄に住んで釣りとサーフィンとしてる生活をしているよ!」

そんなふうに自分のやりたいことを見つけている人は極稀で、ほとんどの人はやりたいことがありません。

毎日スマホとにらめっこの日々。ゲームをしたり飲みに行っては生産性のない生活を続ける中で、

「やばい!このままじゃ何もせずに人生が終わっちゃう!」

と、焦りを感じてしまうこともあるかもしれません。

 

そんな私自身もやりたいことが特になく、何をしても中途半端でやる気も起きなくて、熱中できることを見つけている友達を見ながら「自分にもそんなものがあれば」と憧れていました。

そして「これだ!」ということを長年探し続けてきた結果、いくつかの答えを見つけることができました。

 

まず、この記事での”やりたいこと”とは、仕事と趣味の両方です。

人生の大半は仕事になるので、もし仕事がやりたいことなのであれば楽しく行きていけそうですよね。

一方やりたい仕事を見つけるのも難しければ、その職につくことも難しいし、もし働けたとしても「好きなことを仕事にすると嫌いになる!」ということもあります。

であれば、仕事はやりたくないことだとしても、休日などを使って楽しめる趣味があればそれもまた良いですよね。

 

というわけで今回の記事では、

  • まずはやりたい仕事について。
  • 続いては趣味について。

最後に

 

1度きりの人生はズンズンと流れていってしまいます。

この記事をキッカケに、やりたいことを見つけて人生をより良くするお手伝いができればと思いますので、是非ご覧になってください。

将来やりたい仕事ってなに?

やりたい仕事はなんなのか。そんな疑問を初めてもつのは、高校や大学を卒業して就職をする時でした。

小学生の頃は「警察官!野球選手!」なんて、ただカッコいいものを上げていましたが、いざ就職するとなるとそうはいきませんので、全力で考えることになります。

そんな仕事に対する答えを見ていきましょう。

将来やりたいことがないのは当たり前

「スポーツなど昔からずっとやり続けていたこと」だったり「入院した時に助けてもらった」なんてキッカケがない限りは、ほとんどの場合はやりたいことなんてないのが当たり前です。

なぜなら”やったことがないから”です。

例えば「ラーメンが好きだからラーメン屋になりたい!」という場合、美味しいラーメンを作るということにこだわったり、食べておいしいと言ってもらえるところだけを想像します。

しかし実際には仕入れや仕込みがあり、毎日決まった肯定を繰り返し、クレームにも対応しなければならないし。

専門学校に行った人でその仕事に就いている人は、私の周りにはほぼいないのですが、同じ理由で表面だけに憧れて「その仕事自体」には目を向けていないからです。

職歴20でもやりたいことは見つからず

個人的な話になりますが、「やりたい仕事はなんだろう」と考えていた私は、これまで仕事を初めては「これはやりたいことじゃない」と辞め続けてきました。

今までやったバイトや仕事(バイト含む)は以下の通りです。

  • 美容師(アシスタント)
  • 工場(パソコンの不具合・ペットボトルにオマケを付ける・流れてくる卵焼きを5つセットにまとめる)
  • 引っ越し
  • 建築系(マンションの舗装工事・防水加工)
  • 飲食店(居酒屋・鉄板焼や)
  • イベントスタッフ(キッチン・警備)
  • 営業(テレアポ・訪問販売)
  • ホテルの駐車場警備員
  • ゲストハウスのスタッフ
  • リゾートホテルのレストラン
  • ホスト
  • ケータイショップ
  • 家電量販店・ドンキホーテでワイモバイル販売

そして、こんなに仕事をしてきた中で出た答えが

「やりたい仕事ってよりも、仕事自体がやりたくない!」

ということでした。

どの仕事をしても、始めは色々あるけど結局数ヶ月経ったら飽きてきて、めんどくさい、つまらないと辞めたくなってしまいます。

(まぁこうみると誰でもできるような仕事も多く、専門的な仕事は少ないですが・・。)

 

そんな自分に正直な(ダメ人間な)私が、いくつかの仕事をやっては辞めを繰り返した結果思ったことは以下の通りです。

給料が高いところを選ぶ

30代で脱サラしてミュージシャンになったスガシカオさんがラジオでこんなことを言っていました。

「やりたいことがないなら金を貯めよう!」

やりたいことを金欠状態で探すのと、今手元に500万円ある状態で探すのとでは、後者の方が圧倒的に選択肢が広がりそうですよね。

なので、もしやりたい仕事がないのであれば給料が高いところ。より稼げるところを選ぶのが良いです。

 

私自身も数多く仕事をしてきた中で思ったのは「結局どの仕事も変わらない」ということ。

毎日働くのは大変だし、面倒だったり嫌なことはどの職場にもあるし。

でもどうせ大変なら少しでも給料が高いところにしたほうが、後々貯金として手元に残ります。

 

ちなみに一番意味ないと思ったのは、半年働いて、辞めた時にまったくお金が残っていなかった時。

ただ半年間生活するために、あんな大変な仕事をしてたんだなぁ・・・と虚しくなりました。

やりたいことではなく得意なこと

「オレは戦うのが好きなんじゃねぇんだ・・・。勝つのが好きなんだよォォッ!!」

ダイの大冒険というマンガにこんな名台詞があるのですが、やりたいことではなく、得意なことを探すというのはとても大事です。

そのもの自体が楽しいではなく、人よりも出来るから楽しいことってありますよね。

 

私自身の話では、接客も作業系もダメダメで怒られてばかりでしたが、一つ営業だけは向いていたようで、どの職場でも上位に食い込む実績を出せていました。

しかも、周りの人達のように頑張らなくても、サラサラと契約が取れていたのです。

特に頑張らなくても成果が出せる。それによって認められたり収入があがる。こういった意味で、私にとって営業は楽しい仕事となっていました。

 

やりたいことが見つからないのであれば、自分に向いている仕事。他の人と比べて得意なことを選んでみましょう。

  • パソコン作業、ネットに詳しい→IT,エンジニア
  • 人と話すのが好き→接客・営業
  • 体を動かすことが得意→建築・農水産

自分が本当にやりたいことの見つけ方

仕事がやりたくないことだとしても、他に没頭できる趣味があれば、その仕事すらも頑張れる原動力になります。

またこういったインターネットの時代、ブログやSNS、YouTubeなどで発信することにより「ただ好きだからやっていたことが気付いたら仕事になっていた」なんてこともあります。

続いてはそんな、仕事に関わらずあなたが本当にやりたいことを探していきましょう。

理性はやりたいことを否定してくる

「やりたいことがない!」と言いながらも、実はやりたいことって絶対に出てきているはずです。

テレビや映画、マンガなんかを見て「あれ食べたい!」だとか「あそこ行きたい!」だとか「これ始めてみたい」なんて、日々無意識につぶやいているはずです。

ただ、その思いに被せるように秒速で「絶対やらせないマン」が脳内に現れます。

「自分にはどうせ無理だよ」「難しそうだからなぁ」「お金も時間もないし」

せっかくやりたいことが見つかっても、こいつが邪魔をしてくるので、実際に行動できないんですね。

 

でも、実はこれってあなたの意思が弱いわけでもなんでもなく、人間の防衛本能なんです。

あなたがなんでもやりたい事をチャレンジしてしまうと、失敗して傷ついてしまうかもしれないため、人の脳が自動的にストップをかけるのです。

バンジージャンプで踏み込む時に足がすくんで止まってしまう現象と同じですね。

 

なので大事なのは、これからやりたいことを見つける上で必ず否定の気持ちが出てくることを知っておくこと。

そして、これは防衛本能で勝手に出てくる現象だと認識しておき、その忠告を無視することを覚えておきましょう。

見つけてから動き出すのではなく、やってから考える

やりたいことを見つけるには、まずやってみないと何も分かりません。

「やりたいことリストを100書いてみる!」

みたいな方法もありますが、やったことがない事の中で探してもあまり意味はありませんでした。

そうではなく、一度やってみて、出来そうだったから、楽しかったから次もやってみる。その繰り返ししかありません。

 

楽器でもゴルフでも川柳でも盆栽でも、それぞれの趣味にはものすごい数の人口がいますよね。

それだけ多くの人がのめり込める趣味にはどんな楽しさがあるのか。それは言葉では説明できず、実際にやってみて感覚的に「よく分からないけど楽しい!」となります。

やりたいことを見つけている人は、とにかく気になったら行動します。ダメだったら次に行けばいいのです。

「ピアノはやってみたいかなぁ」と言ってやらない人は、何年経っても「ピアノやってみないんだよねー」と言い続け、最終的には「ピアノは高いからねぇ」という人生になってしまいます。

たくさんある人は一つだけをやる

上記と同じ理由で、やりたいことがたくさんありすぎるという人は、全部やってみましょう。

そして、まず始めるべきものは、準備など必要なく今日からでもすぐに始められるものを選びましょう。

「興味ある・やってみたい」と「やったことがある」は似て非なるもの。

それらは全てあなたの中の経験として残りますし、やりたいと思った時に始められるクセを付けることもとても重要です。

友達の趣味についていこう

やりたいことを見つけている友だちって周りにいますよね。そういった人に連れていってもらうと大きなメリットがあります。

新しく何かを始める時には不安なことがたくさん出てきますが、そういったことを全部サポートしてもらえるので、とっても気軽に入り口に足を踏み入れることができるからです。

 

実際にそういった友だちがいない場合にはTwitterなども使えますね。

同じ趣味の人と繋がれば情報を共有できるので始めやすくなりますし、どんな楽しみがあるのかも教えてもらうことができます。

もう一つのメリットと掛け算する

ほとんどの場合、やりたいことそのものだけに目を向ける場合が多いです。

ですが、それに紐づくメリットを見つけると掛け算になって始めやすくなります。

例えばゴルフなら「ゴルフというスポーツが楽しいか」だけで見るのではなく「ゴルフが出来たらあの人とも遊べるようになるなぁ」とコミュニケーションの一貫として始める。

【健康的な趣味×コミュニケーション】となるので、より続けやすくなります。

 

同じように、料理なら節約、ボクシングなら健康など、それをやることで得られるもう一つのメリットを掛け算してみましょう。

超えたいラインまで続ける

始めるところまではなんとか出来たとしても、すぐ辞めてしまう人はとてももったいないですよね。

なぜなら、一つの趣味にはたくさんの楽しさがあり、その楽しさはある程度までやらないと分からないからです。

また、ある程度のラインまで出来るようになると、自分のスキルにもなりますし、いつでも再開することができます。

自転車とギターに例えて見てみましょう。

【自転車の楽しさレベル】

  1. 自転車を買って嬉しい
  2. 乗れるようになる←超えたいライン
  3. 遠くまで行けるようになる
  4. 色んな自転車に興味を持ち出す
  5. サイクリング仲間が出来る
  6. ロードバイクで北海道を一周する
  7. ロードレースに参加

【ギターの楽しさレベル】

  1. 自分のギターを所持する
  2. 音を出せる
  3. コードで曲が弾けるようになる←超えたいライン
  4. 好きな曲が弾けるようになる
  5. 弾き語りが出来るようになる
  6. 色んなテクニックを覚える
  7. バンドを組む
  8. ステージに立ってライブに出る
  9. 自作の曲を作る

同じ趣味でも、始めたての楽しみよりも、その先にハマり込める楽しさが増えていくのが分かりますね。

また、例えば自転車なら乗れるようなっておけば、大人になってからでも見に付いていますのでまたすぐに乗れますよね。

でも、乗れる前の段階で辞めてしまった場合には本当の楽しさも分かりませんし、ずっと乗れないままです。

ギターもそうですね。コードが弾けるようになってしまえば、色んな曲を弾けて楽しさが増えますが、その前に挫折する人が多いです。

 

やりたいことを探して、気になったものはまず初めてみる。

そして、その中でも超えたいラインを設定して、そこまでは頑張ってみましょう。それだけでも見える世界が大きく変わります。

それでも見つからないなら

やりたいことをいくら探しても見つからない。

そういった時が続くととてもモヤモヤしますし、焦りも出てきて悪循環になってしまいます。

また、そもそも気持ちが折れてしまっていて「何もやる気が出ない」なんてこともあるかもしれません。

そこで最後に、そんなあなたでも前に進んでいける方法を4つだけ、紹介していきたいと思います。

やりたくないことを辞める

やりたいことを探すのが難しければ、逆にやりたくないことを辞める。

人生においてのプラスを探すのではなく、マイナスをなくすことで結果プラスになるという理論です。

実はこれは最近の成功者にも多くいる考え方で、

  • 毎日電車にのって通勤したくない
  • 無能な上司にペコペコしたくない
  • 眠い

なんて一般的にみたら「だらしない」と思ってしまうような理由でも起業をしてしまう人もいるんですね。

 

やりたいことがないのなら、是非やりなくないことを一つずつ辞めていきましょう。

満たされない欲を追わない

人は、やりたいことや本当に欲しい物よりも、目先のメリットに飛びついてしまいます。

それはドーパミンが出るようなもの。スマホやゲーム、お酒やタバコなどですね。

特にスマホ依存の人は多く、スマホに通知がきた時のドーパミンは400%と言われています。これはコカイン摂取と同じくらいです。

 

人にどうしてもある欲求の中でも、以下のものは満たすことができません。

「承認欲求・性欲・金銭欲・物欲・怠慢」

いいねの数ばかり気にするSNSや、男性ならアダルト動画を一晩中見ていたとしても、満たされずに明日以降も永遠と繰り返すことになるでしょう。

人生のやりたいことをこういったことで奪われないように、満たされない欲に振り回されないように心がけていきましょう。

欲のおさえ方

「スマホやゲームに割く時間を減らそう」と聞いて「分かってるけど無理!」と思っている人がほとんどでしょう。覚醒剤と同じくらいの依存性ですから、なかなか難しいです。

しかし覚醒剤ではないので抑えるコツがあります。それは、一気に辞めるのではなく、絶対に出来る時間だけ抑えるということ。

例えばスマホでYouTubeばかり見てしまうのだとしたら、

「今から5分だけスマホを置いて、紙にやりたいことを書き出してみよう」

というふうな感じですね。

それが出来たら次の日は10分、15分と無理なく確実に出来る範囲で伸ばしていきましょう。

やりたいは変えたい。逆境を作る

旅に出る人の動機は大きく2つに分かれます。

  1. 行ってみたい場所がある
  2. 今の自分を変えたい

旅そのものが好きなのではなく、今の自分を変えたいからそれくらい大きな経験をしたい。環境を変えたいという理由からたまたま旅を選んだ。

つまり、やりたいこととは手段ということです。

あなたはなぜやりたいことを探しているのでしょうか。その心の本質が見えてくると、今やるべきことが見えてくるかもしれません。

まとめ 〜やりたいことはなくても良い!〜

私自身も以前までは「やりたいことを見つけたい!」と思っていました。

釣りやサーフィンなど、ちょっとでも時間があれば毎日でも惜しまずに出来るくらい熱中したい。そんなものを探していたんです。

しかし、いつまで経っても見つからないある日、一つのことに気づきました。

それは、「本当にやりたいことに出会ってないのではなくて、自分はこういう性質なんだ!」と。

  • やりたいことを明確に見つけている人は「一途タイプ」。一つのことに没頭できる分、周りが見えにくくなりがちで一人が好き。
  • 一方やりたいことが見つからない人は「浮気タイプ」。カップルならダメですが趣味なら浮気し放題です。幅広く色んなことに挑戦できますし、どれも客観的に見ることができます。交流の幅も広いのが特徴。

やりたいことが見つからないことを”性質”としてこう分けてみると、一途タイプにもデメリットがあったり、浮気タイプにもメリットがあるようにも感じてきますよね。

ちなみに私はやりたいことが見つからない生粋の浮気タイプ。そんな私がどうしたかと言うと、

まず仕事は一つに決め込まずたくさんのことをしてきましたし、現在も一つではなくいくつもの仕事を持っています。

趣味に関しては、やりたいことを見つけるのではなく、その時その時に興味を持ったことを一つやってみる。

最近ではゴルフやサバゲー、料理やボクシングをかじってみました。こう言うと人生を謳歌している陽キャに見えてきますが、実際はどれも身につかずでハマることはありません。

でもそれでも全然良くて、一つに絞れないなら色々手を出して経験を増やしていく。そうすることでも自分としての価値が高まるような気がしています。

 

もちろんやりたいことはあるに越したことはありません。

あなたも是非この記事を参考に、没頭できるものを探し、実際にやってみてください。

ただ、もしどうしても見つからない時にはそれが自分の性質なんだと理解し、焦らず、

将来ずっとやりつづけることを探すのではなく、ならばその時々にやりたいと感じたことを経験するという方法もあると思います。

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