「幸せになる方法を見つけました!」
幸せになりたいという漠然な悩みに多くの人が長い間自問自答をしています。
そして、どうして自分は幸せになれないんだろうと不満を抱えてしまうこともあるでしょう。
ですが、幸せになる方法は長い歴史の中で研究され続けていて、現在では脳科学や心理学などからどうやったら幸せになるのかということに辿り着いています。
というわけで今回は、私自身もそういったあらゆる「幸せになる方法」を調べ、考え、実践しながら得た答えを紹介していきたいと思います。
前半は、まず具体的な方法を紹介する前に「幸せとはなんなのか」についておさらいをしていきます。事前におさえておくことで内容が入ってきやすくなりますので、是非チェックしましょう。
その後、具体的な方法を4つに分けて紹介していきます。4とは縁起の悪そうなイメージがある数字ですが、幸せという言葉も「4合わせ」と読めますよね。そんな、4つの方法を合わせて幸せな生活に活かしていけたらという想いも込めています。
この記事をご覧になって、少しでも幸せになるヒントやキッカケになれればと思います。それでは紹介していきましょう。
目次
幸せとはなにか
「そもそも幸せとはなんなのか、何故幸せになれないのか。」
そんな幸せのメカニズムをおさらいしていくと共に、こちらの記事を読んで実際に行動にうつすためのワンポイントも紹介していきます。
幸せとは”感じる”もの
人によって認識している”幸せ”って違いますよね。「これが幸せです」と言ったところで「そんなの本当の幸せじゃない」とならないように、まずは”幸せ”とはなんなのかをお伝えします。
この記事で言う”幸せ”とは、なるものではなく感じるものです。
例えば「幸せになる=結婚」みたいなイメージがありますが、では結婚したら毎日辛いこともなく楽しくサイコーなだけの毎日があるのでしょうか。そんなことはありませんよね。
幸せは感じるもの、つまり感情です。何かを見て感じて「とても幸せだ」とその一時一時に感じるものです。
そしてここで言う「幸せになる」とは、「普段からたくさんの幸せを感じ取れる人になる」という所を目指して紹介していきます。
些細な幸せをたくさん感じる
「アメリカンドリームを叶えてめちゃくちゃ幸せになりたい!」
なんて考える人もいるかもしれませんが、幸せはそういった大きなものではなく、些細な幸せをたくさん集めていくことが心の安定に繋がります。
よく「当たり前なことが幸せ」なんて言われますが、手っ取り早く幸せを感じたいなら、何かを失うことです。
風邪を引いた時なんかには今までの健康な状態を心から求めてしまうのはよくある話ですし、
例えばギャンブルで100万円失って100万円取り返したとしましょう。お金は一切動いていないのに、「良かった良かった」と幸せを感じるかもしれません。
ご飯を食べるだけでも幸せを感じられますね。3日間何も食べずに過ごした後はカップラーメンでも有り難い・・と感動できます。
けれど、それはそうなってみないと分かりませんよね。でもここで言いたいのは、幸せとは感じるものなので、些細なことや当たり前の中、つまり今の自分の中にもたくさんあるということです。
耳だけではなく心で感じる
これから紹介する幸せになる方法は実はシンプルで、例えば「ポジティブになろう!」というような聞いたことがあるようなこともあります。
しかし、多くの人は「それができないから悩んでいるんだ」と思っています。
なぜ分かっているのに出来ないのか。それは、
人は、耳で聞いて・頭で考えて・心に響いた時にはじめて動き出すことができる
からなんです。
「ポジティブになる」という言葉は親や家族、どこかの広告や歌などで散々聞いてきた言葉ですが、そういった言葉は耳だけで聞いていることが多いです。
つまり耳には入ってきてるので聞いたことはあるんだけど、それについて深く考えたことがない状態です。(第一段階)
「ポジティブになる」を耳で聞いたらしっかりと頭の中で、何故ポジティブになるべきなのかを考える。自分にとって本当に価値があるものなのかまで理解をしていきます。
しかし頭では理解しようとしても、心の中で「自分にはどうせ無理だ」という声が聞こえてくるならまだ頭で考えてるだけの状態で、心には響いていません。(第二段階)
頭で理解したら続けて何度も見て聞いて考えて、「自分だったらどんな時にネガティブになっているか、どうやったら思考をポジティブに変えることができるか」までを自問自答し、心からやってみたいと思えた時に
「よし!今日からポジティブな言葉を使っていこう!」
と行動にうつせるようになります。(第三段階)
「あぁポジティブね。聞いたことあるよ。まぁでも自分には無理だわ」とならず、どうしたらそうなれるのかを自問自答しながら探していきましょう。
この記事ではそんな答えを見つけやすいように、当たり前のことでもそれを「出来る」ように細かく掘り下げて解説していきます。
是非この記事を読む時にもそうですし、これから先の人生で幸せのヒントを見つけた時には是非実践してみてください。
方法1、ポジティブな言葉を使う!
さて、幸せになる方法1つ目ですが、早速でました「ポジティブ」です。
それは誰でもポジティブになりたいし、きっとなったら幸せに近づけるんだろうけど実際は難しいですよね。人の思考はそんなに簡単に変えられないし、分かってはいてもどうしてもネガティブに思ってしまうのですから。
ですが安心していただきたいのは、こちらは必ず誰にでも出来ます。
なぜなら、変えられない思考をポジティブに変換しろというわけではなく、口から出る言葉をポジティブにしていくだけだからです。
それではみていきましょう。
発した言葉は一番自分の耳に届く
「なんでおれだけ・・・」「どうしてくれるんだ!」
そんなネガティブな言葉をよく使ってしまう人。その言葉は一番自分に聞こえてます。
自分の口と耳は近いですし、発した言葉が体中に響いて頭の中に入ってきます。
つまり、悪口を言えば言うほど、自分も悪口を言われているような感覚になるわけです。
毎日仕事で怒られ続けていたら心はズタズタになるように、毎日怒っている人もまた毎日怒られているのと同じこと。心が削られていってしまいます。
逆に、良い言葉を使えば毎日褒められているのと同じ感覚になれて、自分をさらに幸せに引き上げることができます。
もし幸せになりたいと思いながらもネガティブワードが多い人は意識をしてみましょう。
良い面と悪い面
「いやでもそう思えないんだから仕方ないじゃん!思ってないことを言えっていうのか!?」
と思うかもしれませんが、もちろん嘘を付けと言っているわけではありません。
そうではなく、全ての人や出来事には良い面と悪い面の「2面」があり、その良い面を探すということです。
「全ての?嘘でしょ」
と思うかもしれませんので、いくつか例えを出していきたいと思います。
デートの日にまさかの雨が降った場合、
- ✕「なんでこんな日に雨が降るんだよツイてないなぁ。そもそも天気予報をちゃんと確認しておかないからこんなことになるんだ」
- ◯「雨で残念だけど、たまにはゆっくり家デートしようか。ちょうどやりたいゲームがあったんだ!」
待ち時間が長い時
- ✕「いつまで待たせるんだイライラする!」
- ◯「せっかくだから待ってる間に読めてなかった本を読もうかな!」
などなど、正解はないのでなんでもいいですが、結果プラスになるように変換していきます。
それにこう文章にしてみると分かりますが、悪いことに対して悪態をついても何の意味もありませんよね。問題は解決しないし、その後も悪くなっていくだけです。
さらに絶対に悪いことである”病気”ですらも、生活習慣病は不摂生な生活をしないように、ノミなどを媒介に感染するペストは環境を清潔にするようにと、警告として捉える見方もできます。
では、一つ質問。毎日悪態を付いてくる上司。機嫌も悪いしみんなから嫌われているし、一つも良い所が見つかりません。
そんな中で、この出来事に対して良い面はどんなところがあるか探せますか??
・・・
ちなみに私なら、
「自分自身も部下や家族や友だちに同じことをしていたかもしれないから気をつけよう。」と反面教師として感謝する。
という答えを思いつきました。
このようにゲーム感覚で、この人や起きた出来事に対しての良い面だけを見つけるクセを付けていきましょう。
方法2、人と比べない!
幸せになれる方法の2つ目は【人と比べない】ということ。
- あの人が羨ましい
- あの人みたいになれたら
- これさえあれば
そう思っていたらいつまでも幸せになれない理由と、人と比べなくなる方法を見ていきましょう。
人は上下ではなく左右
良い面と悪い面でもあった通り、人それぞれにも良いことと悪いことの両面がくっついています。
つまりそれぞれ特性があって、それが良い悪いではないということ。全ての人は上下で測るものではなく、左右。つまり平等なんです。
大げさに例えてみます。
鳥と魚、こちらは上下ではなく左右ですよね。鳥は空を飛べるし魚は海を泳げる。どちらも特性で同じものさしでは図れません。
また、RPGゲームであるのが「チカラの強い戦士」と「チカラは弱いけどサポートが出来る魔法使い」。これらもそれぞれ役割があり、上下で図ることはできません。
他にも容姿についてもみな平等です。
男性の身長は高い方が良いように感じますが、身長が低いことで「愛嬌が出る・威圧感がない」という性質が生まれます。
体重もそうですね。重くなっていくと安心感がでますし、痩せていくごとに頼りないという印象もでてきてしまいます。
その他にも、お金の有無も平等です。お金持ちにはお金持ちにしかない悩みやデメリットがあるので、どちらが優勢ということはありません。
これを聞いてそろそろ「そんなことはない!」と思ってきたところかもしれませんね。
続いて以下に進んでみましょう。
比べるのは幸せの定義を決めるから
「貧乏と裕福のどちらも平等とはさすがにいかない。絶対に裕福の方がいいだろう!」
なるほど。ではなぜそう思ったのか。それは、”幸せの定義”を自分の中に作りあげているからです。
例えばもしお魚さんが『空を飛べることこそが幸せだ』という幸せの定義を作っていて、飛べない自分は何したってダメだと自分を卑下していたとしましょう。
その定義で見るならもちろん鳥が最強ですが、実際はもちろんそうではないですよね。鳥からみたら「いやいや、飛べるのなんで幸せでもなんでもない当たり前のことだよ。それよりも海で泳ぐほうが幸せだよ」と思うかもしれません。
同じように「お金があることが幸せだ」と幸せの定義を作るから、貧乏が下で裕福が上だと考えるようになるんです。
でも、もちろんお金持ちの全員が幸せではないし、もしそうならテレビに出ている芸能人や政治家は全員幸せとなります。
日々を騒がすニュースを見るとそんなことは無さそうですよね。幸せなら不倫もドラッグもしないでしょう。
また、「お金」が幸せの定義だと思っている人は「お金がない自分には価値がない」とも思っているので、たとえ裕福になったとしても今度はお金を失うことに怯える毎日を過ごすことになるでしょう。
「お金があることで幸せなのか、貧乏だと不幸せなのか」ということは実際のところは分かりません。
ですが、一つ言えるのは、
お金がなきゃ幸せになれないと思っている人はお金を持っても幸せになれない
ということです。
なので、貧乏も裕福も幸せレベルの中では平等。そういった人と比べることはなんの意味もありません。
持っているものを活かす
人と比べないようにする最大のポイントはこちら。今与えられているものを活かすこと。
魚が翼を欲しがって「自分にはなにもないんだ」と卑屈になっていてもしょうがありません。
魚であれば泳ぎをいかす。貧乏ならそれを原動力になにかに挑戦してみる。背が小さいなら威圧感がないので営業の仕事をする。
みたいな感じで、持っているもので勝負をしましょう。
ちなみに、一番それを分かりやすく実感できて私達に勇気をくれるのが、お笑い芸人ですね。
一般的にメリットがないと思われているハゲ・デブ・ブサイクなどを、「笑いになる・一度見たら忘れられない・やさしそう」という良い面に目を向けて、最大限に活かした結果だと思います。
方法3、居場所&やるべきこと
「人は誰かの役にたっていると思えたときに自らの価値を実感することができる。」
心理学者のアドラーが幸せについてこのような答えを出しました。
つまり、自分の居場所があって、やるべきことがあり、それによって感謝される状況。それこそが幸せであるというわけなんです。
よく、大物芸能人に「もう一生分稼いでるんだし辞めればいいのに」なんて思うことありませんか。
まさにそれは「働かず楽して遊んでたい」とか「お金があれば幸せ」と言う幸せの定義で見ているからですね。
売れている芸能人はまさに居場所があって、やるべきことがあって、たくさんの人に喜んでもらえてます。まさに、その仕事を続けること自体が幸せになる方法と一致しています。
そしてそれはお金持ちでも芸能人でなくても作ることができます。見ていきましょう。
人を愛すること
幸せとは、大切な人に降り掛かった雨に傘をさせることだ
とback numberさんも歌っていましたが、まさにそうですね。誰かの役に立って、幸せな居場所を作るには、周りにいる人を愛することです。
そしてこの愛とは、親が子におくるような無償の愛です。感謝されなくても、何もしてくれなくてもいいから、周りの人を愛して与えてあげる、これこそが幸せを感じる方法ともいえます。
多くの人は「自分を愛してほしい」と求めてしまいます。そして、何かをしてくれる人を好きになり、してくれなかったり奪うような人を嫌いになります。
ではなく、こちらから人を愛すること。それは何かを求めるようなことではなく、その人のために何かを無償でしてあげ、喜ばれずとも感謝をされずとも、それでいいと思うことなんです。
承認欲求を捨てる
誰かに認められたい、褒められたい、自慢したいという承認欲求は誰にでもあるものかもしれません。
ですが、それを満たしていったところで幸せは手に入りません。
なぜかというと、それは周りの人が良いという人生であって、自分自身の人生ではないからです。
例えば周りの目を気にして、周りが良しと思うことだけをやったとしましょう。
もしそれでたくさんの承認をもらい、みんなにいいねと言われたとします。きっと幸せなことのように思えますね。
ですが、その後はずっと、周りに左右された人生となります。
人に嫌われない事だけをして、人が賛成することだけをやって、そんな恐れる毎日の中で気付いたら自分のやりたいことが分からなくなってしまうかもしれません。
承認欲求を満たしたところで訪れるのは、他人から「幸せそう」と思われることです。
本当の意味で幸せになるには、他人ではなく自分の生き方を尊重しましょう。
方法4、自分らしく生きる
ここまで3つの幸せになる方法を紹介してきました。
そして最後の4つ目にはこれまで見てきた中で、
「それは分かってるんだけど出来ないから悩んでるんだよ!」
と何か腑に落ちない。釈然としない。幸せになれる気がしないという方へ向けて書きます。
もしそう思ってしまった方は、特別なことではありません。まさにそれが出来ないから悩んでいるんだし、
私だってはじめて聞いた時にはどうしてもネガティブを探しちゃうし愚痴もこぼれるし、人と比べてしまうことも時にはあります。
そんなあなたは是非このまま以下に進んでください。
あなたは本当に幸せを求めてる?
これまでの幸せになる方法を見て「なんだか物足りないなぁ」と思う人もいたかもしれません。
なぜなら、幸せになるというのは何も求めず、比べず、争わず、平和に暮らすということだから。
みんなが平和な世界でそのままハッピーエンドになるのは映画くらいで、実際はそんな平和な中で必ず刺激を求める人も出てくるんです。
少年マンガの主人公はみんなそうですね。今で満足せずに何かを求めて、平和な村を飛び出し刺激的な世界に飛び込んでしまいます。
また、全員が幸せに平和に生きていたら生まれなかった技術や歴史、ビジネスがたくさんあったでしょう。
人と比べて競争をして、そうやって大きなものを作り上げてきた例もいくつもあります。
「幸せになりたくない人なんかいない!」
と思うのは当たり前ですが、平和な世界に素直に入れない人は、本当はこころの中で幸せになることを受け入れられないのかもしれません。
幸せな生き方だけではない
幸せになる方法はありますが、その方法はここで紹介した意外にも無数、人の数だけあります。
その中でも幸せになりたいと本心で願うなら、以上の方法を是非参考にすれば、ネガティブな自分も無くなり、もっと自分らしく楽しい人生に近づけていくことができるでしょう。
ですが、もし完全に幸せになるのが怖いなら、今のあなたはまだ幸せではなく刺激的な生き方をしていたいのかもしれません。
そしてそれは悪いことではなく、辛くて悔しくて「なにくそ!」と思ったことは経験・勉強にもなり、あなたの原動力になることもあります。
「幸せになる生き方」はあるが、色んな人がいるから無理してその生き方を選ばなくてもいい。
自分の生き方は自分が決めていい。幸せだろうが不幸せだろうが、ありのままの自分でもいいんだと認めることもまた大切なことだと思います。
幸せになる方法 まとめ
幸せになる方法とは、
【人は誰かの役にたっていると思えたときに自らの価値を実感することができること】
つまり、居場所があって、やるべきことがあって、それによって喜んでくれる他者がいる環境こそが幸せになる方法です。
そして、そんな環境を作るためには、
- ポジティブな言葉を使う
- 人と比べない
- 求めず与える人になる
これらを意識して、日常の中で実践していくことです。
幸せのカタチは環境や人間関係などで変わっていくもの。それに合わせて、どうしたら自分は幸せなのかを常に考えていきましょう。
また私の中の持論としては、自分らしく生きることがとっても大事だと思いました。
自分らしくというのは、自分というただ一人の人間の特性を活かして、自分がやりたいと思うことを、やっていくこと。
幸せになりたい、幸せになりたいと、どうしたら幸せになれるんだと感じていた昔の私も、必死に悩んで助けられて、思えば幸せだったなぁと後から感じていたりしました。
なので、あまり幸せになる方法ばかりを求めず、自分らしく生きてみるのもいいんじゃないかなぁとも思います。
そしてその結果が、とても幸せでありますようにと、願っています。
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