「沖縄の起業率は全国ナンバーワン!」
沖縄ではなんと起業する率が全国1位。日本で一番起業する人が多いんです。
でも、「自分も起業したい!」といざ思ってもなかなか不安ですよね。
- 自分にも出来る?
- 起業する資金がないけど大丈夫?
- 何で起業するのがオススメ?
特別なスキルや資金、キッカケがないと何から始めたらいいのかも分かりません。
そこで今回は、そんな沖縄起業についてまとめてみました。
まずは【沖縄で起業するメリット】をおさらい。続いて【沖縄で起業する際に知っておくべきポイント】。最後には【沖縄で起業しているアイデア】をまとめていきます。
誰でも簡単に始められるようなアイデアもたくさんまとめているので、これから起業を考えているあなたは是非チェックしてみて下さいね。
目次
沖縄で起業するメリット
日本の中でも沖縄での起業はちょっと特別で、沖縄ならではのメリットがたくさんあります。
そんな沖縄起業のメリットから見ていきましょう。
のんびり自分らしく働ける
起業と聞いて思い浮かべるのは「たくさん稼いで会社を大きくしたい」ということですが、沖縄では「のんびり自分らしく働きたい」という理由で起業する人も多いです。
沖縄の賃金は安く、最低賃金ランキングではワースト1位。せっかく沖縄に住むなら普通に働くよりも起業して、自分らしく楽しく働きながら稼げたら一番ですよね。
そういったことからもビッグビジネスに挑戦するよりも小さく始められるスモールビジネスが人気です。
資金が少なくはじめられる
一般的に起業すると数百万円以上。東京では1,000万円以上かかりますが、沖縄では比較的少ない資本で始めることができます。
例えば店を出すにしても家賃も初期費用も安いですし、人件費も抑えることが出来ます。(場所にもよりますが那覇でも初期費用100万円程度、家賃も10万円程度のところもあります。)
他にも、まったく資金をかけずに始められるアイデアも以下で紹介していきますが、「起業=人生最大の賭け」というイメージではなく、お金をかけずに挑戦出来て、失敗してもノーリスクでまた再挑戦できるのも大きなメリットです。
沖縄を活かせる
観光客が多いだけあって、沖縄には海・自然・沖縄料理など魅力的なものがたくさんあります。
例えば東京ではなんでもある分なにをすればいいか悩んでしまいますが、沖縄なら沖縄自体を売りに出来るのが大きいですね。
沖縄らしいものをやるもよし、逆に沖縄にはないもので勝負するもよし。アイデアを働かせてあなたらしいビジネスを考えてみましょう。
起業する時のポイント
沖縄の起業率1位とは言っても、その分廃業する店や会社も多いです。
そう言われると、
「やっぱり起業は難しいのかな」
と不安になってしまいそうですが、しかしその大半は「ちゃんと調べず見切り発車で初めてしまう」という原因もあります。
こちらでは、これを知っていれば成功率がアップするポイントを紹介していきます。
ターゲットは誰にするか
ビジネスを始めるにはターゲット、つまりどんなお客さん向けのビジネスにするのかを決めるのが大事です。
沖縄では【沖縄県民・観光客・全国】の大きく3つのターゲットに分けられます。見ていきましょう。
①沖縄県民
沖縄県民は人も良いですし、気に入って貰えればリアルな口コミを広めてもらえます。
ジャンルはシーズンビジネスではなく、一年中通ってもらえるような生活に特化したものがいいですね。
ただし、受け入れてもらえるまでに時間がかかるという面もあります。人を大事に、何を求めていてどんなことをしたら喜ぶのか、誠心誠意やって行くことが大事ですが、一度広まればかなり安定したビジネスが作れます。
②観光客
知っての通り観光に沖縄はとても人気で、2018年度のデータでは約1000万人もの入域環境客数を誇っています。
特に外国人の旅行客も多いので、外国人向けのビジネスは沖縄とかなりマッチします。こちらは口コミも大事ですが、インパクトがあり一見さんでも楽しめるビジネスがいいですね。
懸念点としては「夏以外」です。オフシーズンは国際通りもガランとしてしまうので、「冬は別事業をする」「家賃は安いところにする」などの対策をする必要があります。
③全国
観光客が多い沖縄は全国の人に興味が持たれています。インターネットを活用して、沖縄の素晴らしさや沖縄に行かないと分からないことなどを発信して全国の人をターゲットにする方法です。
インターネットを使ったビジネスは店舗も従業員も入りませんし資金もかからないので、とても始めやすいメリットがありますね。
また、時間も縛られないので稼げるようになるまで副業として始める人も多いです。
隙間を探す
例えば国際通り周辺には店が新しく出来ては潰れる激戦区ではありますが、その多くが「普通のバーや居酒屋を出してしまう」というところも上げられます。
周りに同じようなお店が連なっている中で同じようなお店を出して成功させるのはかなり困難。他の店に勝てる相当な何かがないといけませんし、現実的にはもう”無理”と言っておきましょう。
というわけで、今から沖縄でビジネスを始めるなら誰もやっていない”隙間”を見つける必要があります。
ただし、「誰もやってない」というだけあって、そのジャンルはそもそも需要がない場合もありますので、隙間を見つけるポイントを紹介します。
①専門店にする
例を出しますと、全国どこにでも潰れるほどある服屋さん。そんな中で服屋さんを新規で出して成功したのは専門店でした。
これからやろうとするビジネスが周りにたくさんあるものだった場合、何か一つに特化した専門店にすることで、ライバルと差別化することができます。
②場所を選ぶ
沖縄と一言で言っても広いですし、島もたくさんありますよね。
しっかりと調査が必要ではありますが、「この島では流行ってるけどこの島にはライバルが少ない」というものを探せればそれもまた隙間になります。(もちろん少ない理由も調査)
考え方としては、「足りてないところに出す」ということ。例えば国際通りには居酒屋もお土産屋さんも十分に足りています。
その地域の多くの人が「行きたいけど店がない」という場所を探してみましょう。
③安売りはやめよう
「隙間を探して差別化する」と聞いて、「他よりも安くしよう!」と思い浮かんだ場合には要注意。
安さで勝負するのは大手に勝てませんし、たくさん働いたのに利益が少ないので「これなら普通に働いてた方が楽」という状態になってしまいます。
安売りをするのなく、ちょっと高くても買うような価値のある商品を作った方がいいですね。
一人でやる
ビジネスを始める時には1人で始めた方がいいです。
沖縄で共同経営をする人を何人か見ましたが、ほとんどの場合トラブルになって上手く行かないことがほとんどです。
また、従業員もそうですね。資金も売上もない状態で従業員を入れて始めるビジネスはとても危険です。
給料10万円で2人雇っても月20万。もし5ヶ月間お客さんが来なかったら100万円の赤字になるので、従業員を雇った多くのお店は半年以内につぶれてしまいます。
ビジネスの基本は、まずは1人で始める。2人分稼げるようになってから人を雇う。そうやって拡大していくものですし、大きい店で従業員を雇えるのは十分な資金がある大手だけ。絶対に真似してはいけません。
【女性起業にオススメ!】
女性の起業応援コミュニティ【沖縄ガールズスクエア】。こちらでは「沖縄で起業したい!」という女性に、ビジネスの相談をしたり、同じ「沖縄起業女子」と交流して情報交換することができます。
また他にも、「女性起業応援セミナー」や「起業疑似体験プログラム」なども開催しています。
構想だけあるという人も話し合うことで改善しながらカタチにできますし、ディスカッション出来ることで気づきがあり、モヤモヤもスッキリします。
是非女性は利用してみて下さいね。
沖縄の起業アイデア8選
それでは沖縄での起業アイデアを8つ紹介していきますので是非参考にしてみて下さい。
紹介するものをザックリと解説すると、
- 実店舗系ビジネス【居酒屋バー・シェアハウス】
- ネットビジネス【沖縄メディア・ネットショップ・YouTube】
- 実際の成功例【キャンプ用品レンタル・ナイトツアー・コインランドリー】
と分かれて紹介しています。
気になるものをチェックしてみましょう。
居酒屋・バー
こんばんわ〜(゚∀゚)
久々にみっきー出勤してますっっっGGはディナータイムもまだまだ営業してますよ〜〜ただいま店内落ち着いてるからまったりボドゲなどはいかが??^o^
お酒も種類豊富やから暇な方はちょい飲みなどもオススメ!!(*゚▽゚*)本日もお客様のご来店お待ちしております〜(*´꒳`*) pic.twitter.com/EEFnYzwnOv
— 遊べる駄菓子ボードゲームバーGoodGame 那覇国際通り🍻✨ (@GoodGameOKINAWA) April 12, 2020
沖縄で起業する大定番は「居酒屋・バー」ですね。分かりやすいですし、飲食店経験のある人は始めやすいですし、とにかくこの居酒屋やバーで起業する人が多いです。
しかし、その分ライバルだらけなので難しさもあります。普通に「安い店」だったり「おいしい店」と謳っているところはたくさんあるので、それだけでは競合に埋もれてしまいそうです。
そこで、あなたの店が数ある中から選ばれるインパクトのあるコンセプトを付けるのがオススメです。
例えば上記で紹介しているのは、国際通りにあるゲームバー。ボードゲーム・テーブルゲーム・スマートフォンゲーム・TVゲームなどで遊べるコンセプトです。
他にもペンギンバー・卓球バー、缶詰バーなど変わったお店がたくさんありますが、あなたの好きなものと掛け合わせるのも楽しそうですね。(もちろん需要があるかの調査は必要です。)
また、個人的にオススメなのはやはり「外国人専用」のお店です。海外観光客が店を選ぶ時に「外国人専用」は大きな差別化となりますし、そちらで沖縄の歴史や観光スポットなどを教えられるお店があれば広まりそうですね。
シェアハウス
沖縄といえばゲストハウスですよね。ゲストハウスとは多くの人と共同生活が出来る、1000円前後で泊まれる安宿です。
しかしこちらではゲストハウスはオススメしません。理由としては3つ。
- ライバルが多い
- 資金がかかる
- 冬シーズンが大変
那覇だと旅行客は多いですがゲストハウス激戦区です。那覇以外や離島という手もありますが冬シーズンは本当にガラッと人がいなくなります。
そこで、シェアハウスがオススメ。初期費用も比較的少なくすみますし、大勢呼び込む必要もなく長期で住む人がターゲットなので広告も比べると簡単です。
シェアハウスを始めるならコンセプトが大事。上記のBuddy Asiaさんは「ダイビング・ライセンス」がテーマになっていて海外観光客に人気ですね。
シェアハウスに興味があれば以下サイトがとても詳しくまとめられているので参考にしてみてください。
空き家でシェアハウス経営の始め方を完全ガイドとメリットデメリット
沖縄メディア
(参照:https://okinawa-labo.com/)
沖縄を紹介するメディア運営。こちらは大きくなってくるとお店や企業の広告を載せることで広告費を得ることが出来るようになっていきます。
沖縄メディアを作るのにオススメな方法は2種類ありますのでそれぞれ紹介していきます。
フリーペーパー
まずは観光客や沖縄県民をターゲットに、フリーペーパーを作って広めていく方法です。
フリーペーパーはタイトルもジャンルも内容も全てあなただけの好きなように自由に作れますが、基本的にはターゲットを決めて、その人達が読んで面白いようなものだったり、役に立つようなものだといいですね。
例としては、沖縄でのアンダーグラウンド(路上シンガーやアクセサリー・ダンスなどで稼いでいる人たち)を特集したものだったり、沖縄の遊び方をまとめたものがメジャーでしょうか。
また、人脈があればイラストやコラムを書いてもらったりして手伝ってもらいます。印刷費は要望によって大きく変わりますが、10万円で1000部くらいのイメージではじめることができます。
WEBサイト
沖縄WEBサイトを作って情報を発信していく方法。こちらはフリーペーパーと違って沖縄県外の人達に発信していきます。
上記画像の「沖縄ラボ」さんも沖縄観光をテーマに発信していますね。
ただ、観光というのはかなりビッグキーワードで競合も多いため、何か一つにジャンルを特化するのがオススメです。
例えば「沖縄釣りサイト」「沖縄お土産サイト」「沖縄キャンプサイト」など、あなたの詳しいことや興味があるもので、内地の人が知りたい情報を発信していきましょう。
ネットショップ
(参照:https://wingroutes.thebase.in/)
沖縄ならではのグッズや沖縄でしか手に入らない物をネットで売る「ネットショップ」。
こちらも初期費用少なく出来ますし、自宅で一人で始めることができます。モノづくりが好きな人には特にオススメですね。
ショップはアクセサリー系が相性が良く多いですが、他にもシーサーや琉球ガラス、島サンダルなど様々。ちなみに食品系でもOKです。
ネットショップに関しては、「BASE」というサービスを使いましょう。
こちらは無料でネットショップを作れるサービス。テンプレートが用意されているのでそれにそって簡単に、スマホ1つで自分のショップが作れます。
ショップが出来たらさっそく商品を作り、写真を載せて商品名と価格、説明を載せて完了。あとは売れるのを待つだけです。
(支払いに関してはクレカ・口座・PAYPAYなど全て対応しています。未払いなどのトラブルもBase側が対応してくれるのでとても便利です。)
また宣伝も大事ですね。Twitter・Instagram・YouTubeなどを使えば無料で宣伝になりますし、拡散されるような企画も作って、楽しみながら運営していきましょう。
YouTube
上記動画は沖縄での釣りをメインに、料理や観光動画などを配信していますが、登録者数なんと約100万人。
また、お笑い芸人の「せやろがいおじさん」は沖縄の広大な海をバックに世の中に物申す系動画を上げていますが、こちらもTwitterでバズって有名になりました。
ワイドナショーにてダウンタウン松本人志さんが発言した「死んだら負け」発言について一言。#せやろがいおじさん#ワイドナショー
↓その他のせやろがい動画はこちらhttps://t.co/YNsqfRhXD7 pic.twitter.com/qAB5FRpKdz
— せやろがいおじさんakaえもやん (@emorikousuke) October 24, 2018
YouTubeなら無料で始められるので初期費用0。カメラも始めはスマホで十分ですし、チャンネル数が増えれば広告収入を得ることが出来るようになります。
紹介した2動画はエンターテイメント系に寄ってしまいましたが、その他にも沖縄の情報を発信する「お役立ち系」なら誰にも始めやすいと思います。
あなたが沖縄について特に詳しいものがあれば、是非発信してみましょう。
キャンプ用品レンタル
こちらは沖縄でキャンプ用品をレンタルしている「CAMPO」さん。
キャンプで必要なオシャレなテントや、テーブル・椅子・焚き火台・飯ごうなど全てセットで貸してもらえるサービスです。
沖縄は自然が多いのでキャンプ需要があるのですが、旅行先にキャンプ道具を持っていくのは大変なので便利なサービスですね。また店側としても基本はレンタルするだけなので資金は必要ですが手間も少ないです。
他にもスポーツ用具や遊び道具など、沖縄に行ったらやってみたいけど道具を持っていけないようなものをレンタルするアイデアは良さそうですね。
ナイトツアー
ナイトツアーとは、島に観光に来たお客さんをターゲットに、夜の星空を見たり、ヤシガニなどの珍しい生き物を見るガイドをするビジネスです。沖縄の離島に住んでいるor住みたい人にはオススメですね。
必要なものはナイトツアーの知識と、お客さんを送迎する用の大きめの車。かかるコストもガソリン代や車検代程度なので、売上のほとんどが利益になるのもメリットです。
成功ポイントとしては動画内でも指摘がありましたが、ナイトツアーの客単価は3,000円前後なので、それになにか付加価値を付けて単価を上げることが出来ればビジネスとしてもっと大きくできるでしょう。
コインランドリー
代表のジローさんは、2016年に東京から沖縄に移住してこのコインランドリーを開業。その後フランチャイズで全国展開されるまでに至る成長を遂げました。
沖縄で布団のコインランドリーというのは奇抜なアイデアですし広まるまでに時間がかかりそうですが、商品力が強く、口コミで広まって成功されました。ものすごい急成長ですね。
まとめ
沖縄でビジネスを始めるなら、「お金儲け第一!!」というよりは、
「時間も場所も自由で上司もいないストレスフリーな環境で働きたい!」
というように、沖縄が好きだけど賃金少ないから起業して自由に働く方法として考える方が良いです。
正直ビジネスだけで見ると東京に行ったほうが有利ですし、せっかく沖縄でビジネスをやるのですから楽しめるものを選びたいですね。そして、その結果お金持ちになれた!という流れが理想です。
様々な沖縄ビジネスを紹介してきましたが、基本はお金をかけずに始められる「ネットビジネス」がオススメです。
リスクもありませんし、パソコンがあれば今日からでも始められますし、沖縄にいるからこその利点を使うことができます。
是非参考にして、沖縄からビジネスを初めてみましょう!!
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