「飲食店のWEB集客ってどうやるの?!」
飲食店を経営させる人の中でも特に苦手だと言われるのは「集客」です。
今までは客引きやチラシ配りなどのアナログ集客を行っていましたが、人件費も手間もかかりますし、なかなか手が回らない方も多いと思います。
というわけでインターネットを使ったWEB集客をやってみたいのですが、いざやってみるととても大変。
- 何をどうやればいいのか分からない
- 専門用語ばかりで調べるのも大変
- やってみたけど効果が感じられない
なんとなくはやっているけど、本当にこれでいいのかと悩みながらやられている方も多くいます。
しかし、逆に考えたら多くの飲食店も同じようにWEB集客に苦戦をしているので、そんな中でしっかりとWEB集客を覚えて戦略的に実行していけば周りに差を付けることができるチャンスでもあります。
というわけで今回は、飲食店のWEB集客についてまとめてみました。
ネットが苦手な方でも分かりやすいように専門用語なしで解説。どんな効果があって、具体的にどのようにすればいいのかまでを迷わないようにまとめています。
また、数あるWEB集客を網羅し、その中でもあなたがチカラを入れるべきオススメの集客法をひと目で選べるように分けて紹介しています。
こちらの記事を参考にして、効率良く集客できるお手伝いが出来ればと思います。是非ご活用ください。
目次
WEB集客を自身でやるメリット
まずはWEB集客を自身で始めるメリットからおさらいしていきます。
自分自身で始めるか、やっぱりコンサルに入ってもらうか悩んでいる方はまずこちらをチェックしていきましょう。
費用がかかる
WEB集客が難しい場合や面倒に思ってしまった場合には代行サービスやコンサルに入ってもらうことも出来ます。
しかしその分費用がかかるので、集客出来てもその分費用がかかっているので利益も減ってしまいます。
もし無料で集客を集められるのならばその分利益も上がりますし、まずは自身で出来るところから初めていくのがオススメです。
簡単なことでも高い
料理でも「店で買ったら高い。自分で簡単につくれるのに・・・。」なんて思うことがありますよね。
WEBでも自分で覚えたら簡単に出来るのにと思うものがコンサルに頼むと何万円もかかってしまうことがあります。
難しく見える理由は専門用語ですね。集客マーケティングだとかSEOという風に、専門用語が付いていることで一見難しく感じてしまいますが、実はとても簡単なことばかりです
この記事ではそういった難しい専門用語を排除して紹介していくので、「WEB集客は簡単」ということを頭に入れて読み進めてみて下さい。
蓄積されていく
WEBのコンサルに入ってもらうと簡単ではありますが、お金を払い続けなくてはならず辞めてしまうと無くなってしまいます。
自身で実践したWEB集客は全て財産として残り蓄積されていきます。自身で「お客様が来る仕組み」を作ってしまうことで現在も今後も長く集客し続けることができます。
WEB集客方法一覧&選び方
インターネットを使った集客方法は数多くあります。その中でも人気かつ効果的な集客方法を事前にまとめていきます。
ジャンル | 特徴 | サービス名 |
---|---|---|
おすすめ | 必ず行いたいWEB集客 | Googleマイビジネス WEBサイト |
グルメサイト | 放置型の広告 無料から始められる |
食べログ ホットペッパーグルメ ぐるなび Retty ジモティ エバデリ |
SNS | 自ら発信していく広告 無料で始められる |
Instagram |
リピート | 来てくれた方にリピートを促す方法 | LINE@ メルマガ |
まずはオススメのものから始めます。グルメサイトの登録・SNSのアカウントは無料なので全て行いましょう。
また、この中でどれが一番効果があるのかは、お店によって変わります。
以下で効果の高い集客方法の選び方をまとめましたので、それぞれを見ていく前にまずはザッとおさらいしていきましょう。
①お店の相性とマッチする
お店のコンセプトやジャンル、強みに合わせて相性の良い集客方法をすると効果が倍増します。
例えば、商品や内装など見た目にインパクトがある場合にはInstagramがマッチしますし、一般的な飲食店だったら食べログにチカラを入れるなどですね。
あなたのお店の良さを発揮できる集客方法を見極めて、そちらに注力していくようにすると効果もアップします。
②立地との相性
飲食店と一言で言っても、新宿歌舞伎町のバーと地方のパン屋さんではまったく戦略が変わってきます。
都内の激戦区では正面から戦わず抜け道を探す。地方では地域の人や旅行客に向けた集客方法をする、などです。
それぞれ立地に合った戦略も合わせて紹介しますので、合わせてご覧ください。
③組み合わせる
WEB集客はいくつも組み合わせて実行していきましょう。窓口はいくつも合ったほうが集客も増えますし安定します。
また、サービス同士も合わせて活用していきましょう。例えば、
「SNS×YouTube」で動画も組み合わせ”食べログ”に誘導。もっと詳しい情報を載せるために”食べログ”から”WEBサイト”に誘導。
といくつも枝を広げることで色んな層に対応することができます。
それではWEB集客方法を一つずつ紹介していきます。まずは気軽にご覧になってみて、出来そうなところから実践していきましょう!
おすすめのWEB集客
まずはじめに、必ずしておきたいオススメのWEB集客方法を紹介していきます。
料金もかからず効果も高め。簡単に出来るものなので、忘れずに活用しましょう。
Googleマイビジネス(旬です!)
お店はグルメサイトだけでなくGoogleマップ上でも探せますよね。Googleマイビジネスとは、Googleマップ上に自分のお店を登録出来るサービスです。
こちらは無料で登録出来るにも関わらず今とても旬で効果的な集客方法なので、まずはこちらからやっていきましょう。
露出が多い!
で検索をしてみましょう。一番上にはグルメサイトではなくGoogleマップが表示されますよね。どのグルメサイトよりも露出が多いですし、地図で探せて便利な一面もあるので使う人も増えています。
なので、WEB集客ではまず一番にGoogleマイビジネスにチカラを入れることが効果的です。
信憑性があり増加中!
今まで飲食店を探すときには「食べログ」を使うのが定番でしたが、以前食べログで「掲載料を払わないと評価(星)を少なくする」という事件が起き、一部で不信感が広がりました。
現在は訂正されていますが、他にも「有料会員」になることで順位が上がったりと、グルメサイトの順位は完全に公平なものではありません。
一方Googleマイビジネスの特徴としては、お金を払っても順位や評価を意図的に上げることが出来なく、純粋な評価で表示されます。
また不正に増やした口コミもGoogleには分かってしまうので、ユーザー側から見たら「グルメサイトよりもGoogleの星を信用する」という人も増えてきています。
Googleマップに上位表示させる方法
Googleマイビジネスの上位表示のさせ方は大きく2つあります。まずは「コメントを増やすこと」ですね。
あなた自身もお店をGoogleマップで探す時には、やはり口コミが多い方が安心しますよね。逆に1つもコメントがないところはなんだか不安になってしまいます。
コメントを増やす方法として一番簡単なのは、お店に来てくれた人に「Googleマップの口コミを書いてくれたらドリンク1杯サービス」というカタチを取ると良さそうですね。
(ちなみに不正はバレますので辞めましょう!!)
また、もう一つは情報量です。せっかくあなたの店が見つけてもらえても中身がスカスカでよく分からないとなったら興味を持ってもらえませんし、同じく不安にさせてしまいます。
基本情報はもちろん、商品登録(写真付き)・カテゴリー・説明文など、記入欄は全て埋め、しっかりと細かく記入しましょう。
また、検索に引っかかるような当てはまるキーワードは全て入れておきましょう。(鍋・個室・座敷・禁煙・深夜営業など)
登録方法
- まずはGoogleマイビジネスにアクセス。Googleアカウントでログインしてください。
Googleマイビジネス - ビジネス名(店名)・住所・電話番号・カテゴリー・WEBサイトなどの情報を入力欄に登録していきます。
- オーナー本人かの確認を取るために、電話か郵送で確認コードを取得して入力したら完了です。
ストリートビューの差し込みも
お店の中を360度見渡して写真を取れるストリートビューも差し込むことができます。
こちらは以下のリンクからプロの依頼するのが一般的。規模や写真数にもよりますが、料金は3~6万円が目安です。
こちらはお店によって効果が変わります。例えば「お蕎麦屋さん・お弁当屋さん・ラーメン屋さん」などは内装がメインではないと思うので効果は低そうです。
高級店だったり内装にこだわりがあったり、中をしっかり見れた方が安心できるようなお店などは相性が良いので、その場合には利用してみましょう。
WEBサイト
ここで紹介するWEB集客サービスは、全てそのサービスの中のルールに従わなければいけませんが、自分自身のWEBサイトがあれば内容もすべて自由に作ることができます。
また、どの飲食店も公式のWEBサイトがあり、信頼にも繋がるのでこちらは作っておくのがオススメです。
「まだWEBサイトがない」という方は是非チェックしてみて下さい。
WEBサイトの作成方法
立派なWEBサイトを作るには依頼すると何十万円もかかってしまいますが、今では無料サービスを使って簡単に作ることができます。
その中でも飲食店にマッチするのが【ペライチ】というサービスですね。こちらのサービスでは、用意されたテンプレートを選び内容を入力していくだけで本格的なWEBサイトが無料で作ることができます。
中小規模の飲食店で、できるだけお金をかけたくない場合には是非無料で作りましょう。
SEO(検索)で伸ばす方法
SEOというのは検索結果を上位に上げる方法。お店のWEBサイトを検索にヒットさせて集客する方法です。
こちらは都市部のお店はかなり難しいですが、以下の場合には効果を出すことができます。
- 地方で観光客や一見さんが少ないエリア(食べログを見ない)
- 若者が少ない(SNSをあまり見ない)
- 紹介できるものが多い(作り方や豆知識など)
お店のサイトを上位表示させるにはブログ形式のWEBサイトにし、サイト内にブログ記事を更新していく必要があります。
(ブログ記事を増やすことでサイトの質が高まり、記事中にある色んなキーワードでヒットするようになります。)
成功例としては鳥取にあるアメリカンバー&レストラン「シュビドゥバー」さんが参考になります。
こちらのサイトはハンバーガーをメインに、作り方や豆知識、お店のメニューの紹介をされていることにより、「鳥取 ハンバーガー」で検索することで上位表示をしています。
当てはまる方は、ブログ形式のWEBサイトを作り、たくさんブログを更新して上位表示を目指してみましょう。
参考 【超入門】WordPressでホームページを作る方法~企業から個人まで~カゴヤのサーバー研究室基本的にSEOはオススメできない
SEOの紹介をしましたが、基本的には「飲食店のWEBサイトはSEOと相性が悪い」と言われています。
例えば飲食店系のキーワードで思いつくものを検索してみましょう。何で検索してもやはり食べログ・Retty・ホットペッパーグルメなどの大手グルメサイトが出てきてしまいます。
なぜこういった大手サイトが出てくるかというと、飲食店を探して検索する人達はみな「食べログ」を見たいからですね。色んな店が出てきて店舗情報や口コミも出てくるのでやはり便利ですよね。
なので、地方ならまだ少ないので可能性がありますが、都心部など飲食店激戦区ではどれだけSEOにチカラを入れたとしても個の飲食店が上がることはまずありません。
また、そもそもお店を探している人は公式サイトを見て比較はしません。きっとあなた自身もそうですよね。
個別で公式サイトを見て選ぶというのはとても大変ですし、やはり食べログなどのグルメサイトが便利なんですね。
まとめると、WEBサイトは検索にも引っかからないし見られもしません。基本的にWEBサイトの役割としては、食べログなどで知った後にさらに詳しく見たい人用だったり、「しっかりとした店だな」と安心させるようなものとして考えましょう。
グルメサイト
数ある飲食店をまとめて検索出来るグルメサイト。飲食店はほとんどの人がこのグルメサイトを利用しています。
それぞれ無料で掲載することが出来るので全て登録しましょう。
また、グルメサイトを活用するポイントが2つありますので、こちらを事前に解説していきたいと思います。
ポイント1、内容を充実させる
無料だからと言ってサクッと登録作業をしてしまう場合も多いですが、この登録内容によって集客率が大きく変わります。集客に対する全てのチカラをここに出しましょう。
まず入力欄は全て埋めます。基本情報もそうですが「席数・駐車場・空間設備」など細かいところも全てしっかりと分かりやすく記載しましょう。
ほとんどの人がネット完結するので、ちょっとでも分からないところがあるとわざわざ電話で確認しないといけないので他の店を選ばれてしまいます。
また、サムネイルや料理の写真もとても大事です。一眼レフがあればいいですが、無くても最近ではスマホでも十分な画質で撮れます。
ポイントとしては照明ですね。料理も店内も暗いと印象が悪くなるので、とにかく明るく美味しそうに撮りましょう。
またサムネイルに関しても複数枚 貼れるので、並べてみた時のバランスも考えながら撮ってみてください。基本的には【メイン料理のアップ・店内・自由】というようなイメージです。
他にも口コミが高い店舗を参考にして、とにかくお店の全てが分かるくらいにこだわって作っていきましょう。それだけ効果が見込めます。
ポイント2、有料プランを使う
もう一つの上位表示方法は「有料プラン」に加入すること。掲載自体は無料ですが、有料プランに入ることでこんな特典を受けることが出来ます。
- 表示位置を上位表示させる
- ネット予約機能
- 使えるサービスが増える、など
ただし、有料プランにしてもこういった場合には効果が少ないこともあります。
- そのグルメサイト自体が出てこない
あなたの地域の飲食店を検索して例えば「ぐるなび」が出ない場合にはどんなにぐるなびにチカラを入れても効果は薄いです。 - みんな有料プランに入っている
都内の飲食店激戦区や、チェーン店が多い地域には多くの店が有料プランに入っています。その中で料金で戦うよりは誰もやっていない集客方法を選んだ方が効果的です。 - まだ口コミが少なすぎる
お店のページに口コミが少ない状態で露出を増やしても効果は少ないです。まずは無料で運営し、「見られさえすれば来る!」という状態にしてから露出を増やしましょう。
それではグルメサイトを紹介していきます。以上のことを合わせてご覧になってみてください。
食べログ(NO.1サイト)
飲食店のWEB集客の定番中の定番。スマホで飲食店を探す時にはほとんどの人が食べログを使い、一ヶ月に20億もの桁違いのアクセス数を叩き出しています。
どの地域でも食べログが上位にいるので見られやすいですし、星5段階の口コミが分かりやすいと人気ですね。
必ず登録をして内容を充実させましょう。また、口コミを増やすように来客された方に促すのも効果的です。
ホットペッパーグルメ
ホットペッパーグルメの大きな特徴は「割引クーポン」。ほとんどのお店にお得なクーポンが付いているので、20代前後の女性にとくに人気があります。
戦略的にはやはり魅力的なクーポンをたくさん作ること。
【女子会・誕生日・2次会・貸し切り】など、需要のあるTPOに合わせたクーポンを作るとお得感がより出せます。
ぐるなび
ぐるなびは開設されてから20年以上も経っていて、数あるグルメサイトの中でも老舗のサービスとなっています。
知名度も高いですし、特にぐるなびを長く使い続けている40代前後の男性の層に人気があるので、宴会や歓送迎会に利用されることも多いです。
幹事さんをターゲットに、「ここなら失敗しない」「幹事割引がある」というような戦略をとるとより効果があります。
Retty
食べログに続いて人気がある「Retty」。食べログと同じように店舗情報や画像、口コミを掲載することができます。
また一番の特徴は、「友達にお店を紹介することが出来る」というところ。SNSのようなイメージでよりリアルな口コミが伝わるため、都心部の中年層を中心に人気があります。
他のグルメサイトと比べて新しいサービスで利用者も少ないですが、これから確実に伸びていくサービスでもあるので、今のうちからしっかりと掲載・アピールをしていきましょう。
ジモティ
地域の掲示板であるジモティー。不要なものを近くの人から買ったり売ったりできるサービスです。
ジモティーを使って店の不用品を売ったり求人も出せるのですが、その他にも「イベント」も掲載することができるので、集客につなげることもできます。
特に地方のお店の方で、ジモティーユーザーが多い場所では効果的。お店のお得なイベントを掲載したり、「料理教室」や「交流会」などのイベントを開催しても良さそうです。
エバデリ
エバデリとは東京都内を中心としたメディア型グルメサイト。プロのライターが実際にお店を利用して紹介記事を書いてもらうことができます。
こちらは有料で、月額3,000円と、取材・ライティング料金が初回30,000円ほどで、あなたの店の記事を1ヶ月間TOPに掲載することが出来ます。
完全特集されるので、都内であれば高い効果が見込めます。
SNS
これまで紹介してきたのは待機型。つまり、お客様が飲食店を探している時に検索をかけて知ってもらう方法です。
一方SNSは発信型の集客方法です。こちらから発信をして「こんなところあるんだ!」と知ってもらうことで集客につなげたり、「この店おいしそう!」と周りに拡散してもらうことが出来ます。
ただし、定期的な投稿が必要なので、マメに投稿できる方や拡散されるようなイベントや写真、キャンペーンを取れる店舗には相性が良いでしょう。
Instagram(インスタ)は写真がメインのSNS。飲食店の中でも「インパクトのあるメニューがある!」「内装にこだわっている!」というお店には相性がいいです。
インスタはまずトップページが重要。ひと目で分かりやすいキャッチーなフレーズとプロフィール画像を載せましょう。
また来店してもらえるようにお店情報(住所・営業時間・営業日)をしっかりと記載しましょう。
こちらでは、そんなインスタを上手く活用している2つのお店を紹介しますので、参考にしてみましょう。
amam dacotan
福岡の行列が出来るパン屋さんの「amam dacotan」さん。
とにかく写真がスゴイですね。ナチュラルな内装に奇抜なパンがズラ〜っと並んでいて、まるでジブリ映画に出てきそうなインパクトがあります。
商品力が強いのでストーリにもパンの紹介や作る工程などを載せていて、フォロワーも4万人以上いる人気店です。
一般的な飲食店でもこういったインスタ用のインパクトのある商品を作ることで大きく広めることが出来ますし「行ってみたい!」と思わせることができそうです。
サラド
東京目黒区にあるサラダのデリバリ専門店「サラド」さん。
彩りがよく栄養満点のサラダはInstagramにも相性バツグンですね。さらに「ダイエット・減量・糖質制限」など、サラダ以外にも健康系のキーワードも狙えるのがポイントです。
トップページに関してもしっかりと作られています。ひと目で見て分かりやすいキャッチコピーと、ユーザー目線の優しい言葉使いは印象良くなりますね。また他にもストーリーでは、
などを分かりやすく入れています。特にお客様が撮ったサラドの写真は良いアイデアですね。サラダ自体オシャレで思わず撮りたくなりますし、それをお店でシェアされたらファンになりそうです。
Facebookはリアルに繋がるSNSなので、拡散されれば「この人が言うなら」と信頼感が大きいのが特徴的。
近年、若い層はInstagram・Twitterに移行していってしまいましたが、それでも利用者はまだ多いので、特に40代以上をターゲットにすると良いです。
また、投稿もあまり奇抜にせず、丁寧で好感度の持てるような投稿をすると上手く伝わりやすいでしょう。
こちらでもFacebookを上手に活用する2つのお店アカウントを紹介します。
キルフェボン
旬のフルーツを使ったタルト・ケーキのお店「キルフェボン」さん。フォローも8万人を超えていて、上手くFacebookを活用されています。
見た目も鮮やかで写真が映えることもさることながら、一つ一つの投稿に関して詳しく丁寧にしっかりと説明文を入れているところが特徴ですね。
一言だけで終わらさずにこうやってちゃんと説明を入れることでこだわりを感じますし、印象も良くなります。
Keisuke Matsushima Tokyo
渋谷にあるフランス料理店「Keisuke Matsushima Tokyo」さん。
こちらも写真がプロレベルですね。とても見せ方が上手く興味を引きます。
また説明分もしっかりと丁寧に書いています。Facebookユーザーは文章もしっかり読んでくれるので、堅実に誠心誠意やると印象がよくなりそうです。
また、合わせてフランス料理のレシピ・作り方をYouTubeでも公開されています。
Twitterも多くの飲食店が活用しています。ただし、一般的な飲食店のツイートだとなかなか広まらないので拡散を狙ったり、ちょっとした小ネタなどをつぶやいたりと、難易度は高めです。
こちらではTwitterの成功例を2つ紹介しますので、参考にしてみましょう。
寿司さいしょ
寿司屋物語銀座編60 原価率5%upキャンペーン | 寿司さいしょ
寿司さいしょさんは、大井町にお店があった当時、伝説の「フォロワーの数だけ割引」通称ツイ割を日本でさいしょ(おっと)にやった有名店で、銀座でも気取らない素敵なお店す https://t.co/hBw1A2dpQJ
— なかめ・ぐろ (@nakameP) November 16, 2016
銀座にあるお寿司やさん「寿司さいしょ」さん。
上記ツイートの通り、「フォロワーの数に応じて割引する」という、今ではまれに見るキャンペーンを初めてやってということで有名です。
Twitter内でも気さくな人柄で、現在ではYouTubeチャンネルも始めるという、ネットを積極的に挑戦している姿勢がありとても参考になります。
#発注ミス
ロピア平塚ユニディ店がとんでもないことに(笑) pic.twitter.com/eoVXfbgYpa
— みるく (@pgyk216) February 2, 2017
こちらは飲食店ではないのですが参考として紹介します。店員さんが発注ミスをしてしまい「商品が桁違いに届いてしまったから助けて!」とツイートしたところ、「かわいそう!」と注目されて全部売れたということがありました。
現在では「うちも発注ミスー!」という投稿が増えて、自作自演も疑われ始めてきたため今はやらないほうがいいのですが、この様に拡散されそうなネタを始めにツイートすることがTwitterの成功ポイントと言えそうです。
リピート
今まで紹介してきたのは新規客の集客方法ですが、こちらには一度来店された方に再度リピートしてもらうための施策です。
こちらも2つ紹介しますので、是非取り入れてみて下さい。
LINE@
LINEには「LINE@(ラインアット)」というサービスがあります。
LINE発信できるメルマガのようなもので、登録してもらえたお客様に一斉にLINEを送ることが出来ます。
キャンペーンやイベントがあれば気軽に送信出来ますし、クーポンやポイントカードの機能もあるので、飲食店にもマッチしています。
また、今までのメルマガだとメールアドレスを登録するという面倒さがありましたし、ポイントカードもキャッシュレスの時代には不便が多かったのですが、LINEならほとんどの方が利用しているので、誰もが気軽に登録してもらうことが出来ます。
LINE公式アカウント
LINE Corporation無料posted withアプリーチ
メルマガ
一度来店された方にリピートしてもらえるように発信するメルマガ。メールアドレスを登録してもらい、お店のイベントやタイムセールなどのお得情報を一斉にメールする方法です。
このメルマガは一昔前まではよく使われていましたが、今の時期メールを利用する人はかなり少なくなっています。若者から中年世代の方までほとんどLINEに移行していますよね。
また、LINEを使っていない高齢者の方がターゲットなら一見メルマガも良さそうに感じますが、やはり広告感が強いですし、毎回メールを開いて読んでもらうのも大変です。
定期的にメルマガ発信するにも手間があるので、費用対効果としては低め。今ではあまりおすすめできない方法となっています。
まとめ
最後に飲食店のWEB集客についての特徴をまとめていきます。
サービス名 | 評価 | 地域 | 費用 |
---|---|---|---|
Googleマイビジネス | ◎ | 全国 | 無料 |
WEBサイト | ◎ | 全国 | 無料〜 |
食べログ | ◎ | 全国 | 無料〜 |
ホットペッパーグルメ | ◎ | 全国 | 無料〜 |
ぐるなび | ◎ | 全国 | 無料〜 |
Retty | ◯ | 全国(都内) | 無料〜 |
ジモティ | △ | 地域 | 無料 |
エバデリ | △ | 都内 | 有料 |
◯ | 全国 | 無料 | |
◯ | 全国 | 無料 | |
△ | 全国 | 無料 | |
LINE@ | ◎ | 全国 | 無料〜 |
メルマガ | ✕ | 全国 | 有料 |
まず無料で出来るものは全て登録しましょう。
その中でも「Googleマイビジネス」は無料でかつ効果が見込めるので必ず登録。続いて食べログも利用者が多いのでチカラを注ぎましょう。
また、以下の場合にはマッチします。
- 地域:SNS全般・ジモティ・WEBサイト
- 都内:SNS全般・エバデリ
- インパクトのあるメニュー・内装:Instagram
是非これらを合わせて、集客を上げていきましょう。
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